しんちゃんファミリーの釣りとしあわせ |
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胆振、日高沖の秋のマガレイ釣り、大型が釣れるという新聞等の情報から気軽に出掛けると面白くない釣りになってしまいます。宗八が釣れますから、それなりにお土産は持ち帰れますがマガレイを釣ろうとすると周到な準備をしないと返り討ちにあってしまいます。噴火湾や小樽の子供と行っても楽しめるという種類の釣りではありません。マガレイの割合は2割がせいぜい、宗八10枚釣る内マガレイが1~2枚といったところです。30㎝を越える良型となるとこれまた確率は下がってくるのです。私もここ10年程はこのマガレイを持ち帰れるようになってきましたが、それまでは釈然としない思いで帰宅ということがしばしばでした。ここで記憶に残っている釣りを振り返ってみます。季節は11月抱卵したマガレイが数釣れるという釣具屋の御婆の乗せられ、ユラユラ天秤なる滑稽な仕掛けを持ち釣りに挑んだのです。パラシュートアンカーが投入され合図とともに釣り開始、私にはギシカジカとヒトデばかり。そのうち隣の初老の御仁が良型のマガレイを釣り上げたのです。仕掛けはステンレスの25㎝程の柔らかい天秤、一度お祭りで仕掛けをじっくり見たのですが只の針と糸だけの2本針、仕掛け幹糸とハリスの接続は自動ハリス止め、夜光玉すら付いていません。針素の長さは約1m 針から30㎝にカミツブシを一つだけ付けています。2.7Mのオリムピックの細身の竿を時折フワリっと振り上げるだけ。時折細身の竿をしならせ御仁にだけマガレイが釣れるのです。分析すると私がカジカを掃除し御仁がカレイを釣る。猫よりずるい釣り堀のへら鮒と同じ位に狡猾な日高のマガレイは1Mの素バリだけを見破れなかったのかもしれません。その御仁、見るに見かねて私の足元に仕掛けの入った袋を置き
一言、お前さっぱり進歩してないなぁ~、小学生の時より下手だぞ!!! 御仁こそ私の愛する親父でした。
by king-fish
| 2008-10-24 23:07
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